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​みかづきプリン

場所:東京都北区十条仲原1-27-4(十条銀座商店街内)
URL:http://mikazuki-pudding.com/
業務範囲:設計および監理、備品選定(備品、什器など)
坪数:2.4坪
ロゴ、包装、看板デザイン:株式会社かいじゅう

 

十条銀座商店街にある惣菜屋「あい菜家2号店」に、新たにプリン屋の店構えをつくる計画です。
既存の総菜屋とは切り離したブランド感の演出と、十条商店街に無い雰囲気を求められました。

既存店舗と新規部分の全体計画として、互いの店が引き立て合うように、同じ木質の素材とし、片方は暗い色味、もう片方は明るい色味とし、それぞれ素材の異なる使い方を設定しました。
二つのお店の中間には、どちらのお店にも親和性の高い植栽(メンテナンス性を考慮し造花)を設け、商店街の中で目を引くようにしています。複数の樹種を立体的に配置し、どちらのお店に来たお客の目線からでも良い雰囲気を醸すようになります。

さらにプリン屋側では、来店した際の雰囲気をつくるために、新たに庇と袖壁を設け、独自の世界観を持つ軒下空間をつくります。既存の庇もありましたが、人の目線の高さからの距離感や、既存のショーケースとのスケール感が望ましくなく、今回の庇の骨組みとして利用しています。

各部の窓や仕上げ材の納まりについては、”自然素材のプリン”の感じが出るようにあえてザックリとした納まりとしました。素材そのものが肌理の粗い杉板であることからも、季節ごとの木材の収縮や経年変化を大らかに吸収できる納まりにもなっています。

ロゴデザインでは、株式会社かいじゅうによる、”十条商店街に無い新しい色”と”フラッグ形式の看板”の提案があり、十条銀座商店街へ存在感を突き出すように据え付け、道行く人の目を引き付けています。

ここで販売が始まるプリンも、既存店舗の惣菜も商店街の中で存在感を示し続け、商店街へ新たな一石を投じるお店になるように設計を行いました。

​​​<その後の記事1>

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