十条の住宅2にて、上棟式を執り行いました。
上棟式は、構造体が建設現場に立ち上がった日に、現場の方々へのねぎらいとして、お施主さんが主体になって行う儀式です。
建設現場では、いつもせわしなく工事が進んでおり、お施主さんと施工者は接点が少ないのですが、せっかくの一品生産体制ですし、少しでもコミュニケーションを取って頂けたらという考えです。
こちらは現場最年長の鳶の親方さんによるしめ飾りの準備の様子。
今はセットがあるから便利になったねえとのことですが、セットでも説明書が無いと結び方の作法など解らないことだらけです。
親方は何も見ることなく、カッコよく作ってくれました。
(photo:YukikoTANAKA)
その後、四方固めの儀をおこなってから、工事現場でお昼ごはん。
完成したらダイニングになる場所でみんなでしばし歓談。
天気も良くて気持ち良い。
(photo:YukikoTANAKA)
さいごにちょっとだけご挨拶させて頂きました。
ここまでたどり着けられたお礼と、引き続きの工事のご安全を願って一本締め。
(photo:YukikoTANAKA)
お施主さんを始めとして、地元の工務店さん、小さな設計事務所での一品生産というのは、昨今の大量生産とは程遠いつくり方ですが、現場でたくさんの人が動いてくれているというのはいずれも変わりません。
また、注文住宅形式ですので、お施主さんにかかる重圧も相当なもの。
家を完成させるという共通の目的を持って、一つ屋根のした、幸福な時間を過ごさせて頂きました。
YukikoTANAKAさんによるその他の写真はこちらから!
引き続き、設計監理としても山あり谷あり乗り越えて完成です!
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