呑み処 にこまる三代目

場所:〒144-0052 東京都大田区蒲田4−10−14 あすとウィズ3階
URL:https://www.facebook.com/sandaime.nikomaru/
業務範囲:設計および監理(B工事、C工事)、備品デザイン(提灯、暖簾など)、諸官庁書類手続き
店舗坪数:14.1坪、厨房坪数:4.5坪、席数:45席
撮影:秋山まどか

京急蒲田駅周辺の再開発により移転を余儀なくされた伝説の立ち呑み居酒屋「にこまる」が、再開発によって建設された複合施設あすとウィズの飲食フロアに、インショップ形式での立ち呑み屋さんとして戻ってくる事となりました。

インショップ形式においても以前の路面店形式の様な空間と、新たな京急蒲田駅の顔になるお店、可能な限り多くの席数の確保が求められました。

全体の配置計画として、店舗スペースの中央に厨房を配置し、これを立ち呑みカウンターでぐるりと囲みます。これで立ち呑みエリアは避難通路とサービス通路を兼ね、お客さんの呑み方に応じて45人まで席を増やすことができるようになりました。

この形式では、厨房と客席の間の壁も必要なく、また、焼き物系の調理器具は共用廊下側に纏める事で、店員さんの笑顔や焼き調理をする姿がお店の外からでも見えるようになります。

断面計画では、天井側では一体感がありホッコリ感を出すための天井高さを確保するため、二重天井を省略できるように厨房排気経路を確保しました。床側はお客さんと店員さんの視線の高さを考慮して排水計画を纏めています。

配置計画と断面計画によって全体の雰囲気をつくりながら、厨房の壁や二重天井を省略できるようにし、床上げも最小限に納めます。

合わせて、防災設備の増設が最小限となるように各部の寸法を纏め、無駄なコストを大きく抑えています。

次に、什器として提灯、お品書き紐、神棚、熊手、光源を配置し店舗スペース内の雰囲気を作り込みます。

この雰囲気が店舗スペース外へも大きく滲み出すように、机型看板をつくりました。時にはここでも立ち呑みができ、路面店のような雰囲気が建物内の吹き抜け越しにも見えるようになりました。

最後の調整として、店舗スペースの内外の境界には程よい透け具合と垂らし具合の暖簾を掛け、立ち呑み屋さんとしてのベストな見え具合と見られ具合を設定しています。

こうして、全体の雰囲気をつくり、お店の様子がグイグイとはみ出して行くための仕掛けを随所に散りばめ、建物や駅前においてパンチのある存在になっています。

 

その後の余談

十条 あい菜家 1号店の暖簾も掛けさせて頂きました

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