この写真は建物を真横から撮影した写真です。 と言っても、1枚の写真では全体を撮れませんし、カメラを上に向けて撮ると建物は斜めに写ります。
ということで、複数の写真を撮影し、真横から見たように写真を真っ直ぐに修整し、張り合わせてこの一枚の写真になります。
肝心の、この建物は、計画敷地に隣接する隣地の既存建築物です。建築物には窓や吸排気口、エアコンの室外機などがあり、設計を進める上でのヒントのひとつになります。
例えば、共同住宅の共用廊下の窓は夜中も電気がついている事が多い＝寝室との隣接時に注意！だったり、キッチンからの排気口の近くには吸気口は設けない（匂いがくるため）などです。
と、ここまで書いておいて、それなら写真を加工しなくても良いじゃないとなるのですが、この写真は印刷したのちに敷地模型に貼り付けます。
模型上でも確認できるようにしておくため、こういった設計手順を進んでいきます。