床の見える範囲定規を用いて設計を進めておりました写真館がいよいよ着工となりました。
お店の設計条件として、一連のサービス(受付→たくさんの衣装から選ぶ→着付けやメイク→スタジオで撮影(レンガ、洋風、和風、大きな窓など様々な背景がある)→撮影した写真からベストショットを選ぶ→アルバム完成!)を行うための効率的な動線計画と、可能な限り多くの衣装スペース、可能な限り広い撮影スタジオを、そして、大型商業施設特有の基準に対して効率的な適用が求められました。
配置計画では、中央にH型の避難通路を計画し、着付けメイクゾーンを囲みつつ、廊下を衣装ゾーンにしました。多くの衣装ゾーンを確保しつつも、スタジオに対しては2つの通路が接続されるため、複数のお客さんに対して接客しやすい構成となり、また、間仕切壁の量も大幅に削減できたためコストダウンも図ることができました。
店舗の顔となる部分では、こども広場に面する事から可愛らしい家形のEPSを兼ねる壁面を設け、内側は写真選定ブースとして機能を持たせています。
断面計画では、各部の高さや見付幅を調整し、雰囲気をつくり、館内規則に適合しつつ防災設備コストを抑えるための設計を行っています。
現場では解体工事が完了し、デパートの一角とは思えない武骨な雰囲気を醸しております。これから3月上旬のオープンに向けて、素敵なお店ができるように後半戦の現場業務に進みます!
■関連リンク 武蔵野創寫舘さん http://www.m-soshakan.com/
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